昼とは違う魅力が満載の夜のバス旅

目的地まで運んでもらえて楽に移動ができるのが魅力的なバス旅。バス旅というと、朝や昼のプランだという印象が強いですね。しかし、夜に開催されるバス旅もじつはたくさん存在するんです。夜のバス旅といっても、いろいろな種類のツアーがあります。

昼とは違った魅力や夜ならではのメリットがある夜のバス旅について、紹介します。

夜に出発で滞在時間が長くなる上高地のバス旅

上高地のツアーには昼間のツアーもありますが、夜に出発するツアーも存在します。夜にバスで目的地の上高地まで行っておくことで、早朝からハイキングができるツアーです。昼間と比べて一番メリットがあるのは、滞在時間を長くとることができるので、広い上高地を隅々までハイキングで堪能できることです。

昼間のツアーだと上高地にいられる時間がだいたい二時間から三時間と短めですが、夜のバス旅なら八時間ほどの滞在時間を確保できます。大正池から河童橋までの一時間ほどのハイキングコースがお手軽で人気のコースとなっていますが、滞在時間が長ければもっと奥の徳沢まで足を延ばせます。

また、昼間のツアーでは楽しめない早朝の上高地を満喫できます。客足もまだまばらですので、人ごみに急かされたりうんざりとしたりすることなく、ゆっくりと上高地の自然を満喫できるのが魅力的です。

また夜出発のバス旅は帰りに入浴施設に立ち寄るプランが多く、ハイキングで掻いた汗を流して、さっぱりした気分で帰宅できます。

夜のバス旅で美しい夜景を堪能

夜の旅といえば夜景ですね。夜のバス旅のなかには夜景が楽しめるプランがたくさんあります。ホテルでディナーを楽しんだあと、二階建てのバスに乗ってライトアップされたスカイツリーや東京タワーなどの名所を巡るツアーや、横浜ベイサイドの美しい夜景を観賞するツアーなど、夜景を満喫できるさまざまなツアーがあります。

昼間とは違う、闇の中にキラキラと輝く美しいネオンにうっとりすることができます。昼間の景色も素晴らしいですが、夜ならではの景色をたまには楽しむのも一興です。クリスマスの時期は特に、街路樹やビルなどのさまざまな場所にイルミネーションが施されているので、幻想的な光の世界を楽しむことができます。

また、花火を楽しめる風流なプランもたくさんあります。

夜出発で京都を存分に楽しむバス旅

京都は朝早くから開いている神社がたくさんあります。

そのため、夜出発で早朝に京都についても、どこも開いていないかもしれないという心配はありません。龍安寺や清水寺などの有名な観光地も早朝から営業しています。

朝のうちに神社を巡っておけば、人が少ないのでゆっくりとお参りできます。また、人が込んでくる前にお土産店や雑貨屋を巡ることもできるので、人の多さにストレスを感じることなく京都を満喫できます。また、京都にはカフェがたくさんあるので、長い滞在時間を利用して、いろいろなカフェに入って楽しむのもいいです。

朝早くから楽しむ京都は昼間とは違ったよさが詰まっています。昼間は賑やかな清水寺も開門と同時に入ればとても静かで、厳かな雰囲気が味わえます。まだ薄暗いなか、風流な石畳を歩くのはとても気持ちがいいです。音羽の滝も行列に並ぶことなく、楽しめます。

千本鳥居が有名な伏見稲荷も、朝ならば他の人が写真に写り込むことなく、美しい鳥居を存分に写真に写せます。このように、夜出発の京都のバス旅にはさまざまなメリットがあります。

夜のバス旅で安値で観光内容も充実

夜のバス旅といえば、一番のメリットは交通費の安さです。東京ディズニーランドに行くプランで、夜中に出発して早朝にディズニーランドに到着するプランが多く存在しますが、新幹線でいくよりもずっと安い値段でディズニーランドまで行くことができます。

交通費が浮いたぶん、ランチやディナーにお金を使って思う存分グルメを楽しんだり、たくさんグッズやお土産を買ったりすることが可能です。交通費に回すお金を観光や食事に回せるのが嬉しいです。また、夜出発して寝ている間に目的地に着くのもいいですね。

早朝につくことで、より長い時間ディズニーランドを堪能できます。電車だと開園と共に着くのは遠方だとかなり難しいですが、夜出発のバス旅なら開園前にディズニーランドに着くことができるので、まだ人が増えてこないうちに、人気のアトラクションを楽しむことができます。

もちろん、早く着くぶんだけ滞在時間も長くなります。また帰りも夜出発になるので、閉演時間ギリギリまで遊ぶことができます。

夜のバス旅でウィンタースポーツを楽しむ

スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツを日帰りで楽しめる夜のバス旅があります。宿泊しないので旅行金額は安くなり、浮いたお金を次にスキーに行く代金に当てれば冬限定のウィンタースポーツをよりたくさん楽しむことができます。

また日帰りなので仕事で休みがとれなくても、スキーやスノーボードで遊ぶことができます。旅行代金が安い以外にもメリットがたくさんあり、夜出発のスキーのバスツアーは滑走時間を長く取ることができます。遠くのゲレンデを目指して行くことが多いので、雪の質が良質で気持ちよく滑れることも多いです。

夜出発のバス旅で多く利用されるゲレンデは、舞子スノーリゾートや北志賀高原スキー場などです。舞子スノーリゾートは温泉や託児所などさまざまな施設が充実していて、スキー以外にも楽しめる要素が満載です。

北志賀高原スキー場は雪の質がいいことで有名です。また、大人数を収容できるロープーウェイがあることで有名です。

夜のバス旅にはデメリットもある

夜のバス旅には料金が安い、観光の時間が長くとれる、人気観光地を人が少ない時間に堪能できるなどのたくさんのメリットがありますが、デメリットもあります。いちばんのデメリットは、長時間バスに座っているので窮屈だということです。

夜行バスのシートは改善を重ねられて、ゆったりとしていて疲れにくいようになっていますが、それでも長時間座りっぱなしなので肩が凝ったり、首が痛くなったりとすることがあります。また眠っているうちに目的地に辿り着けるとはいえ、神経質な人だとサービスエリアに立ち寄るたびに起きてしまうこともあり、良く眠れないケースもあります。

また電車と違って到着時間が遅くなったり早くなったりと、必ずしも予定通りに行くわけではないのもデメリットです。交通渋滞に巻き込まれて長い時間車に乗っていなくてはいけないこともあります。